サボテンの育て方
サボテンの特徴
最初に、サボテンは比較的育て易い植物です。
主に乾燥した場所に生えているため、水やりの回数が少なく旅行などへも行きやすいです。
ベランダや窓際でも育つ、丈夫な種類も沢山あります。
屋内や軒下などでも育ちますが、小型のハウスや簡易ハウス(下図参照)等があるとさらにご機嫌で育ちます。
どんなサボテンから始めたらよいか
マミラリア属や花サボテン(エキノプシス属など)がお勧めです。
丈夫で環境適応力に優れ、白や黄色の可愛らしい個体が多く、花も綺麗な種類が多いです。
価格も1,000円前後〜と、比較的お求め安いのも魅力の一つです。
サボテンの置き場所
屋内では、一番日当たりのよい場所(南面の窓際や出窓など)に置いてください。
3月〜10月頃までは屋外で管理できますが、雨が当たらず、半日は陽の当たる場所に置いてください。
霜が降りる前には取り込んでください。
その場所に慣れるまでは日焼けする事がありますので、サボテンなど迎え入れた際は最初の2週間程度は遮光ネット等をかけてあげてください。
サボテンの水やり
春〜秋は1週間〜2週間に1回程度。(鉢底を見て、底土が乾いてきたらあげるタイミングです)
梅雨時期など湿度の高い時期は乾きにくくなりますので回数減らします。
真夏の一番暑い時期も生育緩慢になる事が多いので水やり回数減らします。
11月下旬〜2月下旬は休眠期のため断水します。 (地域により違いがあります)
受け皿を使用している場合は溜まった水は捨ててください。
冬場の管理
地域により差があります。
寒冷地では断水管理にして耐寒性をあげてください。
当園では最低温度0℃設定にて越冬しております。
小型のハウス、簡易温室の管理方法
夏
両端を開けて、外の日向に出しっ放しで良いです。
春、秋
片端は開け、片端は閉じておきます。
日中高温になりそうな場合には両端を開けてください。
冬
両端を閉め、屋内の日当たりのよい場所に置いてください。
日中高温になりそうな場合には片端、もしくは両端を開けてください。
鑑賞するときは出しても構いませんが、それ以外は温室に入れておきます。
サボテン、多肉植物の用土、肥料
用土は人それぞれで、皆さん自分に合った物を使用していますが、最初は市販のサボテン用土で良いと思います。
肥料は園芸店で売っている物で良いです。
サボテンの根はあまり丈夫ではありませんので、肥料を上げすぎると根が傷んで枯れる原因となります。
排水性を重視した当園オリジナルの配合済用土も販売しております。
(肥料は入っていません。)
1リットル 220円
10リットル 1,650円
サボテン、多肉植物、蘇鉄類の鉢
鉢の種類はプラスチック鉢や陶器鉢、素焼き鉢などがあります。
当園では主にプラスチック鉢を使っております。
プラスチック鉢の利点
保水力に優れており水遣りの手間を減らすことが出来ます。
黒色鉢の場合、太陽光により鉢が温まり易く生育にも良い。
鉢の形
平鉢よりも深鉢の方が水切れが良く鉢に当たる光線の量も多い為、鉢内の温度が上がりやすく根の生育に良いです。
素焼鉢は水はけが良いので、水遣り回数を増やして下さい。
プラスチック鉢各種お取り扱いしております。
書籍、園芸用品コーナー
をご覧下さい。
蘇鉄類
Encephalartos属の栽培方法
半日は陽の当たる場所に置いてください。
日当たり良い方が奇麗な葉色が出ますが、新葉は焼けやすいので40%程度遮光してください。
春から秋まで水を切らさないようにしますが、過湿は避けてください。
冬もわずかに湿っている方が良いです。
氷点下にしないようご注意ください。
水遣り
常緑樹ですので、通年水遣りします。
春〜秋はハウス環境で1週間に1〜2回程度。
冬季は2週間に1回程度。
冬も水遣りしますので、最低温度3度以上で管理してください。
用土、肥料
当園では赤玉、鹿沼、軽石等を主体にした排水性の良い用土を使用しております。
堆肥は用土に1割程度混ぜます。
成長期には追肥をあたえると良いです。
植替えは春に行います。
※発根後、最低1年間は植え替え厳禁です。
発根管理中
直射日光は避け、40%程度遮光します。
通風良く管理し、表面が乾いたら水をあげる。(鉢内を乾かさないようにします)
日中30℃以上あると良いです。
植物本体よりも鉢を温めてください。
latifrons:恐竜時代の生き残りのような最も原始的な種に思われます。 トラップスバレー産の最高タイプ、成長遅鈍で入手困難 超貴重種。
南アから輸入したEncephalartosは極めて遮光した環境で育てられ本来の美しい葉色がでていません。日本で新葉が出ると美しくなります。
簡易ハウス略図
鉢内部簡易図
根に肥料が直接触れないように植えます。
マグアンプKは3.5号鉢で5〜6粒程度で、鉢の大さによって増減させます。
炭化鶏糞はマグアンプKが見えなくなる程度で、こちらも鉢の大さによって増減させます。